石井一久氏からGMから楽天イーグルスの監督になって3年目。
2023年6月現在楽天は最下位と低迷しており、今シーズン限りで石井監督の解任も噂されています。
それだけでなく楽天は携帯事業(楽天モバイル)で失敗して、今シーズンで球団を手放し、ABEMAイーグルスになるんじゃないか?という噂も出ています。
いったいなぜ楽天イーグルスはここまで弱いのでしょうか?
楽天イーグルスはなぜ弱い?2023年勝てない理由まとめ!
楽天イーグルスがここまで低迷している理由について以下のように考えてみました。
1 主力選手の高齢化と生え抜きの若手選手が育っていない
一番の要因は、生え抜きの若手選手が育っていない点だと思います。
石井一久監督がGM時代から楽天はFAやメジャー帰りの選手など他球団からの補強に頼ってきた結果、マー君も則本も浅村もピークを過ぎ、以前ほどの活躍が期待できなくなってきています。
余談になりますが、セ・リーグで首位を独走している阪神タイガースは近本、中野、大山など27歳から28歳ぐらいの生え抜きの若手選手が中心で今年一気にブレイクしていることからやはり自前の若手選手が育っているチームほど強いです。
楽天は投打共にポジションを奪いに来るような若手選手の台頭がなく、育成力の強化やドラフト戦力の抜本的な見直しが不可欠だと思います。
2 打撃陣の低迷
楽天は2023年6月現在チーム打率が220と12球団で最も低く、規定打席に達している選手のうち、打率.250に到達している者が1人もいないという悲惨な状況です。
特に過去に最多打点や最多安打に輝いた島内が打率2割にも満たず、リードオフマンの辰巳が共に打率2割前後で低迷。
期待された助っ人もフランコが調子を上げられず、ギッテンスに至っては昨年同様に故障ばかり。中日から移籍の期待の阿部も絶不調。
小技タイプの辰巳や小深田あたりの打率がもっと上がって、コンスタントに打てるようにならないと、打線のつながりがない単発打線になっており、浅村選手などがホームランを打っても大量得点につながっていないのが現状。
3 中継ぎ投手の低迷
投手陣で言えば、田中将大選手や則本選手、岸選手など素晴らしい実績を残す選手がいるものの年齢的な劣化が顕著に出ていて球威やスタミナ不足が現れており、6回ぐらいで降板することも多いです。
抑えは絶対的守護神の松井裕樹選手が安定していますが、抑えの松井につなぐ7、8回の中継ぎセットアッパーがいないので、楽天は今年ここまで低迷しています。
昨年までは西口、宋、酒井らが素晴らしい投球を見せていましたが、今年はその3人共に調子を崩しており、安楽と鈴木翔が踏ん張ってはいるものの、共に登板過多が心配されます。
そもそものセーブシチュエーションまで繋ぐ事が少なく、セットアッパーの補強は不可欠です。
楽天イーグルス2023年弱い理由まとめ
- 田中マー君、浅村、則本など主力選手が高齢化してきており、以前ほどの成績を残せなくなったが、それに代わる若手選手が1人も出て来ていない
- ここ数年他球団からの補強などをメインにチーム編成していたツケが回ってきた
- チーム打率が220で12球団ワースト、規定打席到達者で打率250を達成している選手が1人もおらず、期待された助っ人フランコ、中日から移籍の阿部など軒並み低迷
- 中継ぎセットアッパーが不足しており、先発投手が何とか6回までゲームを作っても7回、8回で中継ぎが打たれる為、絶対的守護神松井裕樹につなげられていない
以上、東北楽天イーグルスが2023年低迷している理由についてまとめてみました。
まだまだ試合は残っているし、石井一久監督も勝負の3年目でこのままでは終われないはずなので、後半戦に向けて何とかチームを建て直してもらいたいです。