昨年、一昨年とセ・リーグ2連覇を達成し、今年3連覇が期待されていた東京ヤクルトスワローズ。
開幕前の下馬評では今年も多くの解説者がヤクルトを優勝予想しており、ヤクルト、阪神、DeNAで3つ巴になると評している人が多かったです。
5月31日現在ヤクルトは12連敗をし、とうとうセ・リーグ最下位になってしまいました。
なぜ今年のヤクルトはここまで弱いのでしょうか?
ヤクルトスワローズはなぜ弱い?2023年弱すぎる理由!
ヤクルトスワローズが今年弱い理由を簡潔にまとめてみました。
1 4番村上の不振
昨年の三冠王でWBCでも終盤に活躍した村上宗隆選手の不調が今年ヤクルトが弱い大きな理由の1つです。
セ・リーグ他球団からのマークが非常にキツクなっており、弱点を丸裸にされてしまっており、毎回同じパターンで三振の山を築いています。
特に早いストレート系に振り遅れが目立っており、追い込まれてボール球に手を出すシーンが今年目立っているように思います。
2 マグガフ退団
抑えの絶対的エースだったマグガフ投手が退団し、代わりにクローザーを担っている田口麗斗投手が安定感に欠けており、ここまで何度かセーブに失敗しています。
マグガフ投手が退団したにも関わらず今シーズン補強をしなかったのが今年ヤクルトが弱い大きな理由の1つです。
元々ヤクルトは接戦をものにして勝っていただけに、守護神が安定しないことが大きな痛手となっています。
3 先発陣の不足
一昨年の日本シリーズで活躍した期待のホープである奥川投手が昨年からずっと離脱しており、ここ数年で成長著しい高橋奎二投手が今年は防御率が4点台に近くでファーム落ちしています。
唯一規定投球回を重ねているのが小川泰弘投手たった1人で他に大ベテランの43歳の石川投手が頑張ってはいますが、高梨裕稔、サイスニード投手、さらには新戦力となる若手投手も出て来ていないのが現状です。
中継ぎ陣も木澤投手や石山投手だけでは踏ん張りきれず、セットアッパー清水投手や、新守護神の田口投手に繋げられていません。
大きな理由はこの3つですが、他にも3番山田哲人選手が以前ほどの活躍は見込めず、打率が260台で低迷しており、メジャーから復帰した直後は大活躍していたベテラン青木宣親選手も昨シーズンから衰えが目立っています。
ヤクルトスワローズが2023年弱い理由まとめ
- 4番村上が他球団から徹底的にマークされており、昨年の三冠王とは程遠い成績に低迷
- 守護神マグガフが退団しそれに代わる抑えを補強しなかったので、接戦に極端に弱くなっている
- 奥川投手が今年も離脱し、高橋投手も2軍落ちと先発陣が不足しており、まともに投げているのは小川投手と43歳の大ベテラン石川投手だけ
以上、今年ヤクルトスワローズが低迷している要因について簡潔にまとめてみました。
元々昨年までのヤクルトは僅差のゲームをものにしていただけに、投打のバランスが崩れると一気に崩れ落ちてしまっている印象です。
最下位で終わるようなチームでは決してなくシーズンは長いので、今後の巻き返しに期待したいと思います。