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阪神タイガースはなぜ強い?2023年強すぎる理由まとめ!

阪神タイガースが6月8日(木)現在セ・リーグで首位を独走しており、貯金が早くも18とかなり強いです。

昨年の開幕からの9連敗とは打って変わって、今年の阪神は今のところ12球団で3連敗がない唯一の球団で、チームとしても非常に機能しており、安定して強いです。

いったいなぜ阪神はここまで強いのでしょうか?

阪神タイガースはなぜ強い?2023年強すぎる理由!

阪神が2023年強すぎる理由をいくつかまとめてみたいと思います。

1 12球団NO.1の投手陣で層が厚い

阪神は現在12球団トップの防御率でとにかくピッチャー陣の層が厚いです。

先発投手陣だけで西勇輝、伊藤将、大竹、村上、才木、青柳、西純也、桐敷などパっと思いつくだけでもこれだけのピッチャーが揃っています。

2年連続最多勝の青柳や西勇輝が出遅れていても、新たに村上が出てきたり、現役ドラフトで獲得した大竹投手がめちゃくちゃ良かったり、怪我から復帰の伊藤将投手がめちゃくちゃ安定しています。

他球団で先発投手は誰?と聞かれてもせいぜい3人ぐらしか名前が出てこないですが、阪神は8人ぐらい名前がパっと出るほど戦力が充実しており、いい意味で刺激し合っていると思います。

さらには抑えの湯浅がしばらくの間離脱していたにも関わらず、岩崎が抑えの役割をきっちりと果たしており、岩崎、石井、浜地、岩貞、及川、加治屋、ビーズリー、ケラーと抑えの戦力も充実しています。

2 岡田監督が守備位置を固定し、守りの野球を徹底

岡田監督が今年中野をセカンドにコンバートし、ショートに肩の強い木浪を置き、センターラインがバシっと決まったことで去年に比べて二遊間の動きが非常にいいのでゲッツーをめちゃくちゃ取れています。

さらには去年ファーストにレフトにサードに守備をたらい回しにされていた大山をファースト4番で固定し、佐藤輝も5番サードで固定し、主軸打者が打撃に集中できる環境が整いました。

また、ノイジーがレフトの守備が上手く肩も強いので、ピッチャーもここに打球を飛ばさないようにしようとか余計な心配をせずに安心して投げられるようになったのは大きいでしょう。

去年まで何年も連続で12球団で最もエラーが多かった阪神ですが、今年は平均近くまでエラーが激減しています。

3 1番近本、2番中野の出塁率の高さ、3番ノイジー、8番木浪の活躍

去年3番だった近本を1番にし、さらには2番に中野を置いたことで共に打率3割を大きく超えており、出塁率も12球団で最も高いです。

さらに去年の阪神タイガースはロハス、マルテ、ロドリゲスとことごとく外国人がダメでしたが、3番にノイジーが入ったことで、長打はやや少ないものの、打線につながりが出来ています。

それから去年まで補欠だった木浪が覚醒し、3打席に1本は今のところヒットを打っており、9番で木浪を進塁させて、1番近本、2番中野で返すパターンも確立。

後は4番大山と5番佐藤のクリーンナップがもっと打てば、阪神は今以上にもっと強くなるのですが、大山は5月以降調子を上げてきて打率3割をクリアしており、さらには佐藤も4月の絶不調から復活しホームランも出るようになり、阪神はどんどん強くなってきました。

4 ファーボールをとにかく選んで出塁している

岡田監督はファーボールもヒットと一緒やから査定を今年から上げるように球団にお願いしたそうです。

それによって、例えば2番中野選手は6月初め時点でもう昨シーズンのファーボール数を上回っており、ファーボールが増えた分、打率も3割を超えて来ています。

交流戦ではロッテの佐々木朗希選手からもファーボールでつないで大山選手のヒット1本で点を取って見事勝利したように、とにかく阪神打線はファーボールをきっちり選んで出塁していることが大きいと言えるでしょう。

5 岡田監督のブレない起用法

岡田監督は開幕から打率1割台と低迷していた佐藤を5番で使い続け、復調を待ちました。

さらには打率0割台まで落ちていた梅野もスタメン起用を続け、5月後半になってようやく打ち出して来ています。

ピッチャーでも西勇輝が開幕からイマイチの調子でしたが、先発で使い続けたことでだんだん調子が上がってきています。

ちょっと調子が悪いとコロコロスタメンを変えたり、打順を下げたり、2軍に落としたりする監督が多い中、岡田監督は調子が上がるまで使い続けてくれるので、佐藤も梅野も西勇輝も必死になって監督の期待に応えようとしていると思います。

そんな岡田監督ですが、雑誌ナンバーでは阪神タイガース監督論ということで表紙になっています。

阪神タイガースが2023年強い理由まとめ

  1. 青柳、西勇輝、伊藤将、大竹、村上、才木など先発投手陣が12球団で最も充実しており、抑えも湯浅がいなくても岩崎、岩貞、ケラーなどが活躍しており、ピッチャーの層がとにかく厚い
  2. 中野をセカンドにコンバート、肩の強い木浪をショートで起用し、センターラインがしっかりしたことでゲッツーが増え、大山や佐藤の守備位置を固定したことで守備力が上がり、エラーもかなり減った
  3. ファーボールはヒットと一緒やからと岡田監督は球団に頼んでファーボールの査定を上げてもらい、選手はボール球を振らず、とにかくファーボールを選んで出塁してそれが見事に点につながっている
  4. 岡田監督は主力選手を調子が悪くても使い続け、その期待に応えるように佐藤や梅野、西勇輝の調子が上がって来て、点が入るようになってより強くなった

以上、阪神タイガースが2023年強すぎる理由についてまとめました。

ファンとしては18年ぶりのアレに向かってこのまま突き進んで欲しいです。