WBCやオリンピック、プレミア12などの国際戦になると毎回日本代表と韓国代表は非常にいい試合をします。
NPBはメジャーリーグの次にレベルは高いと昔から言われているけど、国際戦を見る限りでは韓国のKBOとそこまでレベルの差はないんじゃないか?と思う人もいるかと思います。
一方で韓国のプロ野球で大成功を収めた外国人選手が日本に来ると全然ダメだったりする選手も多く、韓国プロ野球のレベルってどれぐらいなのか?気になる人も多いことでしょう。
実際のところ韓国のプロ野球のレベルはNPBとはどう違うのでしょうか?
韓国プロ野球(KBO)のレベルはNPBよりも低い?
韓国でも日本でもコーチ経験を務めたコーチが口を揃えていうのが、韓国代表は国際試合になると1チームしか作れないけど、日本代表は3チームも4チームも作れるので韓国プロ野球の選手層自体は薄く、NPBの方が圧倒的に層が厚いと言います。
韓国プロ野球は一線級で活躍する選手のレベルはNPBとそこまで変わらないけど、3番手・4番手となると日本とはかなりレベルが違うそうです。
特にピッチャーのレベルが全然違うそうで、日本では先発ローテンションに入るような選手である程度ゲームを作れる投手がどのチームも5、6人は揃っているけど、韓国ではせいぜい2人まで。
3番手、4番手となると投手のレベルが相当低くなってしまうそうです。
さらに、韓国では日本の特にセ・リーグのように変化球主体で苦手なところを徹底的に攻めるような野球ではなく、メジャー同様パワーで勝負する野球なので、そういう投手も圧倒的に多くどうしても打高投低の野球になりがちだそう。
実際、元阪神タイガースの外国人選手であるロハス・ジュニアとかも韓国のプロ野球では三冠王も狙える成績を毎年残してたけど、日本ではかなり苦戦していて戦力外になってしまったのは日本のプロ野球はパワー勝負ではないからなんですね。
他に、バントや盗塁、エンドランなど細かい野球の技術がまだまだ日本よりも遅れているそうで、トータル的にNPBのレベルの方がKBOよりも圧倒的に高いということらしいです。
メジャーでも日本でも韓国でも野球を経験した外国人選手の多くは、レベルの差でいうと、メジャー>NPB>3A>KBO>2Aという感じらしいです。
韓国プロ野球(KBO)のレベルまとめ
- KBOは一線級の選手のレベルは高く日本とそん色ないレベルであるが、韓国では日本のように代表チームを3チームも4チームも作れるほど層は厚くない
- ピッチャーのレベルが圧倒的に日本の方が高く、韓国で3番手、4番手の投手になるとなかなかゲームを作れず相当レベルが落ちる
- 打高投低の野球でパワーで勝負する選手が多く、日本のように細かい緻密な野球はしない
- 韓国プロ野球は米国の3Aと2Aの間ぐらいのレベルで、NPBは3Aよりもレベルは高く4Aレベルと言われている
韓国プロ野球KBOについてまとめると以上のようになりました。
とは言え、韓国プロ野球の全体のレベル自体はここ10年、20年で大きく進化していると思います。
球団数も10球団まで増えて日本の12球団とそこまで変わらなくなってきましたからね。
ですので、油断しているとNPBはKBOに追いつかれてしまいますし、国際試合でも韓国に負けてしまうので日本のプロ野球ももっともっとレベルアップしていかないといけません。