2025年3月18日から13日間、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で第97回選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)が開催されます。
今大会では、98年ぶりに大阪勢の選出がなく、21世紀枠として壱岐(長崎)と横浜清陵(神奈川)が初出場を果たすなど、注目の展開が期待されています。
全国から選ばれた32校が、春の甲子園の栄冠を目指して熱戦を繰り広げます。
2025年、春のセンバツについて調べていきます。
2025年選抜高校野球大会の出場校
2025年の第97回選抜高校野球大会(春のセンバツ)の出場校が決定しました。主な出場校は以下の通りです。
北海道:東海大札幌(北海道)
東北:
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聖光学院(福島)
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青森山田(青森)
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花巻東(岩手)
関東・東京:
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横浜(神奈川)
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健大高崎(群馬)
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浦和実業(埼玉)
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千葉黎明(千葉)
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山梨学院(山梨)
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二松学舎大付(東京)
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早稲田実業(東京)
東海:
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大垣日大(岐阜)
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常葉大菊川(静岡)
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至学館(愛知)
北信越:
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敦賀気比(福井)
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日本航空石川(石川)
近畿:
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東洋大姫路(兵庫)
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智弁和歌山(和歌山)
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市和歌山(和歌山)
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天理(奈良)
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滋賀学園(滋賀)
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滋賀短大付(滋賀)
中国:
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広島商(広島)
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米子松蔭(鳥取)
四国:
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明徳義塾(高知)
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高松商(香川)
九州:
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沖縄尚学(沖縄)
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エナジックスポーツ(沖縄)
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柳ケ浦(大分)
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西日本短大付(福岡)
21世紀枠:
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壱岐(長崎、初出場)
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横浜清陵(神奈川、初出場)
大阪勢が98年ぶりに選出されなかったことが注目されています。
21世紀枠
21世紀枠は2001年の第73回選抜高校野球大会から導入された特別な選考枠です。その主な目的と歴史は以下の通りです:
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導入の背景:
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甲子園出場校の固定化への懸念
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高校野球の教育的側面の希薄化を防ぐ
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主な目的:
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困難を克服し、地域社会に貢献する学校に甲子園出場の機会を与える
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高校野球の多様性を広げる
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「甲子園にあと一歩届かないチーム」に大舞台を経験させる
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高校野球全体のレベルアップを図る
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選考基準:
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秋季大会での一定の成績(129校以上の加盟校がある都道府県ではベスト32以上、それ以外ではベスト16以上)
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部員不足や自然災害などの困難を克服した経験
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地域社会への貢献活動
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文武両道の実践
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歴史的な成果:
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2001年の第73回大会で初めて導入され、福島県の安積高校と沖縄県の宜野座高校が選出
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宜野座高校が初年度にベスト4進出し、21世紀枠の存在感を示す
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課題と議論:
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選考基準の透明性向上
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実力と地域貢献のバランスの再考
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枠数の見直しに関する議論
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21世紀枠は、高校野球の多様性と教育的価値を高める役割を果たしながら、今後も高校野球の発展に寄与することが期待されています。
2025年選抜高校野球大会の注目校
2025年の春のセンバツの注目高校と注目選手は以下の通りです:
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横浜高校(神奈川)
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注目選手:織田翔希選手(1年生)、奥村頼人選手(2年)
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明治神宮大会優勝、公式戦15連勝中の優勝候補筆頭
左腕の奥村 頼人選手(2年)と、織田 翔希選手(1年)の2枚看板が武器
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健大高崎(群馬)
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注目選手:石垣元気投手(158km/h右腕)、佐藤龍月選手
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「機動破壊」と呼ばれる機動力野球が特徴
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東洋大姫路(兵庫)
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注目選手:阪下漣選手
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近畿大会優勝、攻守のバランスが良い
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二松学舎大附(東京)
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粘り強い試合運びが持ち味、東京大会優勝
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智弁和歌山(和歌山)
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注目選手:宮口龍斗選手
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これらの高校は、投打にプロ注目のタレントが揃っており、特に横浜高校の織田翔希投手は元プロ野球選手の松坂大輔投手と比較される逸材として注目されています。
2025年選抜高校野球大会の公式テーマソング
2025年の選抜高校野球大会の公式テーマソングは、沖縄出身のバンド「HY」が担当することが決定しています。具体的な曲名はまだ発表されていませんが、新曲が3月に完成予定です。入場行進曲は、島根県出身のバンド「Omoinotake」の「幾億光年」に決まりました。
歴代選抜高校野球大会の公式テーマソング
選抜高校野球大会の歴代公式テーマソングは以下の通りです:
2025年: HYが担当予定(曲名未発表)
2024年: 「太陽」 / My Hair is Bad
2023年: 「PRAY.」 / マカロニえんぴつ
2022年: 「パッと咲いて散って灰に」 / Creepy Nuts
2021年: 「たとえたとえ」 / 緑黄色社会
2020年: 「Higher」 / SHE’S
2019年: 「春風」 / Seven Billion Dots
2018年: 「Arigato」 / androp
2017年: 「恋」 / 星野源
2016年: 「Never ending dreamer」 / Little Glee Monster
2015年: 「TWO HEARTS」 / 家入レオ
2014年: 「どんなに どんなに」 / シクラメン