2024年にFA権宣言者やポスティングを申請した選手一覧について調べていきます。
FA・ポスティング一覧
現時点でFA・ポスティング行使者の一覧です。
所属 | 選手名 | ポジション | 詳細 |
---|---|---|---|
阪神 | 原口文仁 | 内野手 | 国内FA→残留 |
阪神 | 大山悠輔 | 内野手 | 国内FA→5年総額17億円+出来高で残留。 |
中日 | 福谷浩司 | 投手 | 国内FA→日本ハム移籍 |
中日 | 木下拓哉 | 捕手 | 国内FA→年俸7000万円(+200万円増)複数年契約で残留 |
楽天 | 茂木栄五郎 | 内野手 | 国内FA→ヤクルト移籍 |
ソフトバンク | 石川柊太 | 投手 | 国内FA→3年総額6億円でロッテ移籍 |
ソフトバンク | 甲斐拓也 | 捕手 | 国内FA→4年契約で推定15億円で巨人移籍 |
広島 | 九里亜蓮 | 投手 | 海外FA→オリックス移籍 |
巨人 | 菅野智之 | 投手 | 海外FA→単年20億でオリオールズ移籍 |
阪神 | 青柳晃洋 | 投手 | ポスティングメジャー挑戦→フィリーズマイナー契約/招待選手/td> |
ロッテ | 佐々木朗希 | 投手 | ポスティングメジャー挑戦→ドジャースマイナー契約 |
中日 | 小笠原慎之介 | 投手 | ポスティングメジャー挑戦→ナショナルズメジャー契約 |
原口文仁
ポジション 捕手、一塁手
投打 右投右打
身長/体重 182 cm 95 kg
生年月日 1992年3月3日
経歴 寄居リトルシニア(現在の深谷彩北リトルシニア)→帝京高等学校→阪神タイガース
ドラフト 2009年 ドラフト6位
詳細
毎年恒例のとんねるずのスポーツ王は俺だ!!でお馴染みの原口選手。
帝京高校野球部時代には、2学年先輩には中村晃選手、1学年先輩には杉谷拳士選手、1学年後輩山﨑康晃選手、2学年後輩には松本剛選手が在籍していました。
近年は、代打として起用されています。
FA結果
国内FA→残留
納得して決断に至った。気持ちは来年に向かっている」として、残留を宣言しました。
大山悠輔
ポジション 一塁手、三塁手、外野手
投打 右投右打
身長/体重 181cm 94kg
生年月日 年月日
経歴 つくば秀英高等学校→白鷗大学→阪神タイガース
ドラフト 2016年 ドラフト1位
詳細
色々あった2016年ドラフト1位大山悠輔選手。
プロ入り後、ほぼ全シーズンで戦力となっている阪神タイガースの4番です。
長距離打者に不利な甲子園球場を本拠地にしながら、生え抜き打者としては30年ぶりに3年連続20本塁打を記録しています。
OPSも通算.791を記録しています。
打撃タイトルとは少し無縁で、2023年最高出塁率のみとなっています。
FA結果
国内FA→5年総額17億円+出来高で残留。
獲得交渉に乗り出した巨人に6年総額24億円超とみられる大型契約を提示されるも、5年総額17億円+出来高で阪神に残留することが決定しました。

福谷浩司
ポジション 投手
投打 右投右打
身長/体重 183cm 93kg
生年月日 1991年1月9日
経歴 横須賀高→慶応大→中日ドラゴンズ→北海道日本ハムファイターズ
ドラフト 2012年ドラフト 1位
詳細
入団当初は、中継ぎとして活躍。
2019年頃から、先発転向して開幕投手も務めたこともあります。
2024年は、8月23日の巨人戦で458日ぶりの白星を挙げて3勝をマークしました。
FA結果
国内FA→日本ハム移籍

木下拓哉
ポジション 捕手
投打 右投右打
身長/体重 183cm 95kg
生年月日 1991年12月18日
経歴 高知高等学校→法政大学→トヨタ自動車→中日ドラゴンズ
ドラフト 2015年 ドラフト3位
詳細
2020年頃から、レギュラーを獲得しています。
2020年には、盗塁阻止率.455を記録し活躍しました。
近年は不調気味で、2024年は打率.246 試合数も74試合出場となっています。
FA結果
国内FA→年俸7000万円(+200万円増)複数年契約で残留

茂木栄五郎
ポジション 内野手
投打 右投左打
身長/体重 171cm 75kg
生年月日 1994年2月14日
経歴 桐蔭学園高等学校→早稲田大学→東北楽天ゴールデンイーグルス→東京ヤクルトスワローズ
ドラフト 2015年 ドラフト3位
詳細
走攻守3拍子揃った内野手で、内野全ポジションを守れるユーティリティープレイヤーです。
ただ近年は不振に陥っていました。
2023年8試合出場/安打1本、2024年46試合出場/安打18本。
FA結果
国内FA→ヤクルト移籍

石川柊太
ポジション 投手
投打 右投右打
身長/体重 185cm 88kg
生年月日 1991年12月27日
経歴 東京都立総合工科高等学校→創価大学→福岡ソフトバンクホークス→千葉ロッテマリーンズ
ドラフト 2013年 育成選手ドラフト1位
詳細
2桁勝利2回記録している先発投手です。
ちなみに奥様は、元AKB/SKEである大場美奈さんです。
最多勝利/最高勝率を2020年に受賞しています。
規定投球回未到達の選手が最多勝利を獲得するのは史上3人目の快挙でした。
FA結果
国内FA→3年総額6億円でロッテ移籍
年俸が高いソフトバンクであったため、Cランク(補償なし)選手でした。
FA市場の目玉でしたが、3年総額6億円でロッテ移籍が確定しました。
やはり在京志向だったのでしょうかね?
奥様の仕事の兼ね合いもあったのかもしれませんね。
甲斐拓也
ポジション
投打 右投右打
身長/体重 170cm 87kg
生年月日 1992年11月5日
経歴 楊志館高等学校→福岡ソフトバンクホークス→読売ジャイアンツ
ドラフト 2010年 育成選手ドラフト6位
詳細
千賀 滉大選手/牧原 大成選手を輩出した2010年 育成選手ドラフトにて指名された育成の星ですね。
MLBトップに匹敵する平均1.83秒・最速二塁送球1.71秒を誇る「甲斐キャノン」ですね。
2018年の日本シリーズでは、シリーズ新記録となるまさかの6連続盗塁阻止を達成。
育成出身選手初の日本シリーズMVPを受賞しています。
FA結果
国内FA→4年契約で推定15億円で巨人移籍

九里亜蓮
ポジション 投手
投打 右投右打
身長/体重 188cm 97kg
生年月日 1991年9月1日
経歴 岡山理科大学附属高等学校→亜細亜大学→広島東洋カープ→オリックス・バファローズ
ドラフト 2013年 ドラフト2位
詳細
大瀬良選手(ドラフト1位)/九里選手(ドラフト2位)が懐かしいですね。
2016年-2018年の三連覇に貢献した投手です。
2021年には、最多勝も獲得しています。
FA結果
海外FA→オリックス移籍
当初メジャー挑戦を希望していましたが、市場の動きが遅かったためオリックス移籍を決断しています。

菅野智之
ポジション
投打 右投右打
身長/体重 185cm 89kg
生年月日 1989年10月11日
経歴 東海大学付属相模高等学校→東海大学→読売ジャイアンツ→ボルチモア・オリオールズ
ドラフト 2012年 ドラフト1位
詳細
言わずと知れた巨人軍エースですね。
獲得タイトルは数知れず。
最多勝利:4回(2017年、2018年、2020年、2024年)
最優秀防御率:4回(2014年、2016年 – 2018年)
最多奪三振:2回(2016年、2018年)
最高勝率:2回(2020年、2024年)
沢村栄治賞:2回(2017年、2018年)
FA結果
海外FA→単年20億でオリオールズ移籍
遂にメジャーの舞台に立ちますね。
菅野投手は、2020年オフ、メジャー挑戦のためにポスティングシステムを申請していました。
しかし、当時はコロナ禍で時流が悪くメジャー移籍が叶いませんでした。

青柳 晃洋
ポジション 投手
投打 右投右打
身長/体重 183cm 83kg
生年月日 1993年12月11日
経歴 神奈川県立川崎工科高等学校→帝京大学→阪神タイガース
ドラフト 2015年 ドラフト5位
詳細
2021年、2022年と連続で最多勝を獲得しているアンダースローの右腕です。
ただし2023年、2024年は成績を落としています。
2023年18登板、8勝、防御率4.57 WHIP 1.40
2024年12登板、2勝、防御率3.69 WHIP 1.43
ポスティング結果
未定
アンダースローなので、需要はありそうですね。
元西武/楽天の牧田投手のようなイメージでしょうか。
<更新>
フィリーズとマイナー契約&メジャーキャンプに招待選手で参加が決定しました。
年齢(31歳)もありますが、厳しい契約になってますね。
メジャー昇格を期待してます!
佐々木朗希
ポジション 投手
投打 右投右打
身長/体重 192cm 92kg
生年月日 2001年11月3日
経歴 岩手県立大船渡高等学校→千葉ロッテマリーンズ
ドラフト 2019年 ドラフト1位
詳細
プロ稼働4年ですが、言わずと知れた最強右腕ですね。
日本プロ野球史上最年少の完全試合達成者(2022年達成)であり、「令和の怪物」であり、「最速164km/h」です。
ポスティング結果
未定
色々言われてますが、期待している自分がいます。
おそらく2025年1月中には決まりそうですよね。
<更新>
ドジャースに契約金約10億円で確定しました。
最終的には、「球団の育成システム」が決め手とされています。
日本時代は、5年間で規定投球回には一度も届いていないので、2025年怪我なく過ごしてほしいですね!
また、ドジャースは今回の佐々木投手の獲得や大谷選手の二刀流復活を念頭に、6人での先発ローテーションを組む方針を示しています。
大谷選手、山本由伸選手、佐々木選手の先発ローテーションは凄いですね。
小笠原慎之介
ポジション 投手
投打 左投左打
身長/体重 180cm 93kg
生年月日 1997年10月8日
経歴 東海大学付属相模高等学校→中日ドラゴンズ
ドラフト
詳細
直近4年間(2021年-2024年)で41勝を挙げている先発左腕です。
中日でなければ、もっと勝っている可能性がある投手です。
ポスティング結果
2025年1月現在、27歳で左腕なので、需要はありそうな気がしています。
先発ローテ3.4番あたりですかね。
基本MLBは大物から決まっていくので、まだ少し時間かかるかもしれませんね。
<更新>
ナショナルズと2年350万ドル(約5億4000万)で契約締結となりました。
そして、中日ドラゴンズに譲渡金1億円が支払われる見通しとされています。
約5億4000万なので、ギリギリメジャー契約滑り込みというイメージでしょうか。
FA権に関して
・各リーグの年度内に145日以上出場選手登録されたシーズンを1シーズンとして計算し、合計8シーズンに達したときに国内FA権を、合計9シーズンに達したときに海外FA権を取得する。
※2007年以降のドラフトで入団した大学生・社会人選手は、7シーズンで国内FA権を取得する。・出場選手登録日数が145日に満たないシーズンがある場合は、それらのシーズンの出場選手登録日数をすべて合算し、145日に達したものを1シーズンとして計算する。
・一度FA権を行使し、いずれかの球団と契約した選手は、出場選手登録が4シーズンに達したときに海外FA権を取得する。
高卒と大学生・社会人選手でシーズン数が異なります。
特に高卒選手で早くから活躍した選手は、早いタイミングでFA権を取得することが可能です。
ポスティングに関して
主に海外FA権を持たないプロ野球選手が、MLBなどに移籍できるものです。
所属球団が承認することで、ポスティング申請可能となります。
所属球団は譲渡金を設定し、獲得を望むMLB球団がその金額を支払うことで、MLB球団は該当選手との交渉権を獲得できます。
かつて、1995年に野茂英雄が近鉄バファローズを退団しMLBへの移籍したことから、ポスティング制度が導入されています。
所属球団としては、海外FAの場合はメジャー球団から補償がある訳ではないので、先にポスティングを承認するケースが多いです。