2024年の現役ドラフトが12月9日(金)に開催されます。
今シーズンは西武ライオンズは松井稼頭央監督を途中休養させ、渡辺久信GMが監督代行で指揮をとりましたが、何とか100敗を免れたものの、投打ともに散々な結果で最下位に。
そんな西武ですが、西口文也新監督の下、巻き返しを図ります。
毎年FAで選手流出が繰り返されていましたが、2024年は静かなオフ。現役ドラフトで他球団の埋もれていた戦力の獲得を目指します。
西武ライオンズはいったい誰を現役ドラフトに出すのでしょうか?
西武ライオンズ現役ドラフト候補予想2024
松本航(28)
2021年には先発として2桁勝利を挙げるなど、ここまでプロ通算37勝を積み重ねている実績のある選手です。
しかし今シーズンは、シーズン序盤にリリーフに転向となり、打ち込まれる場面も増えて2軍行きも経験しました。
本人は先発に強いこだわりを持っているようなのですが、現在の西武は武内夏暉投手、今井達也投手、隅田知一郎投手の3本柱に加え、実績のある平良海馬投手や髙橋光成投手、今季一気に成長した菅井信也投手や渡邉勇太朗投手など、先発候補が溢れ返っています。
この選手層の中から、再度先発ローテーションに返り咲くのは至難の業であり、先発投手の足りていないヤクルトや楽天からすると、喉から手が出るほど欲しい投手。
現役ドラフトに松本投手が出れば、かなり良い指名順位を獲得できると思われます。
山野辺翔(30)
内外野を守れる6年目のユーティリティプレイヤーで、長打力もあり、足も速くとても期待はされていましたが、今シーズンも50試合の出場で打率.213に終わるなどなかなか成績を残せていないのが現状。
西武には圧倒的な内野のレギュラーである源田壮亮選手を中心に、ある程度内野のメンバーが固まりつつあり、年齢的にもここから山野辺選手がレギュラーを獲得する、というのは厳しい気もします。
チームを盛り上げる明るいキャラクターも持ち合わせた選手なので、若手野手の多い日本ハムに移籍し、若手のリーダーのような形でベンチ入りするような役目を担えれば、さらに重宝されるような気がしています。
二軍では打率.282、OPS.839と成績を残せているので、環境をかえればまだまだ活躍できる可能性はあり、来季30歳となる年齢的にも出場機会は減ることが予想されることから現役ドラフトに出す可能性があると予想。
本田圭佑(31)
近年は中継ぎを中心に一軍でも投げている投手。
一軍二軍を行ったり来たりという感じのシーズンを過ごしているものの、技巧派の投手でストレートの球速はあまり速くないもののカーブとチェンジアップの変化球が武器で制球の安定しています。
過去2年間も現役ドラフトから活躍する中継ぎ投手は多く、現役ドラフトで中継ぎ投手を補強したい球団は今年もおおいのではないかと考えており、新天地で復活の可能性もあることから現役ドラフトの可能性もあると予想
與座海人(29)
近年では珍しいアンダースローの投手で2022年に2桁勝利をマークした実績もあります
しかし、それ以外のシーズンでの大きな活躍はなく、今のところ一発屋のような立ち位置に甘んじています。
とはいえ、ファームでは先発としてある程度の投球を続けており、松本投手同様に、西武の厚い先発投手陣でなければ充分にローテーションに入れるような実力は持っている選手です。
今年横浜に加入し、日本一に貢献した、同じアンダースローの中川颯選手のように、セ・リーグに移籍すると大きな活躍ができそうな選手と思われます。
渡部健人(26)
おかわり君こと中村剛也選手や山川穂高選手のようなパワーヒッターとして大きな期待を受けてきましたが、全く活躍できないままここまで来てしまいました。
今シーズンに至っては、11試合出場で打率.030と非常に苦しみ、戦力外の噂も囁かれていました。
何とか戦力外は免れたものの、崖っぷちには変わりありません。
野村大樹選手や佐藤龍世選手など、同じポジションの選手が1軍である程度の成績を残していることも考えると、来年はさらにチャンスが少なくなりそうです。
ポテンシャルはあるだけに、環境を変えてラストチャンスに賭ける方がいいと思っています。
水上由伸(26)
2022年に最優秀中継ぎと新人王に輝いた右腕は貴重な中継ぎとしてブレークしましたが、2024年は29試合登板で0勝1敗、防御率5.28。
アンダースローという特殊性や実績から、対策されていないセ・リーグで中継ぎが手薄な球団から需要はかなりあると考えられます。
本人も「今シーズンは数字はめちゃくちゃ悪い。何をやってもうまくいかなかった」と振り返っています。
実績があるので現役ドラフトに選ばれれば人気になりそうです。
西武ライオンズ現役ドラフト候補予想2024まとめ
- 投手では、2桁勝利の実績がありながらもリリーフ転向し、西武では結果の出せていない松本航、アンダースローの投手で2022年に2桁勝利をマークした與座海人、同じくアンダースローで最優秀中継ぎと新人王を獲得した水上由伸が現役ドラフトの可能性が高い
- 野手ではおかわり君や山川穂高に次ぐホームランバッターとして期待されていた渡部健人、西武ではなかなか出番のないユーティリティプレイヤー山野辺翔など現役ドラフト候補
以上、埼玉西武ライオンズの現役ドラフト候補の選手についてまとめました。
西武は投手陣が充実していることから、現役ドラフトで他球団なら即戦力となる投手を出し、即戦力となるようなパワーのある野手を獲得すると個人的には思います。