石井一久GMが再任し、1軍監督は2回目となる三木監督が就任し、チームの再建に期待がかかる東北楽天ゴールデンイーグルス。
楽天はレギュラー陣が投手、野手ともに高齢化してきていたり、活躍する打者が左打者ばかりになっており、即戦力の若い投手やレギュラークラスの右打者を現役ドラフトで補強したいところ。
今年、楽天イーグルスは誰を現役ドラフトに出すのでしょうか?
楽天イーグルス現役ドラフト候補予想2024
弓削隼人(30)
先発も中継ぎも両方に対応できて、かつ193cmの大型の左腕投手。
今シーズンは少し復調し、自己最多の34試合に登板し、2勝を挙げて何とか戦力外は免れましたが、防御率は5.94とかなり悪く、引き続き現役ドラフト候補には上がってくると思います。
元々のポテンシャルはかなりある投手で、1軍では結果が出ていないものの、昨年ファームでは防御率が1.73と圧倒的な成績を出しているので、他球団の編成的には左投手の即戦力としてほしい逸材の1人。
現役ドラフトに出ると、セ・リーグで中継ぎが不足している球団から指名されるかもしれません。
山崎剛(28)
何度もショートのレギュラー獲得寸前まで行き、開幕戦で先発するなど期待されましたが、打力不足のためシーズン途中で失速。
結局はレギュラーを掴み切れなかったところで、チャンスをものにした村林にポジションを明け渡しました。
しかもこの秋のドラフトで目玉ともいえる注目の宗山を獲得。10年はショートが任せられると評判なだけに、チームとして育てようとするのは間違いなく、ポジションがかぶり、レギュラーでもない山崎にチャンスが回ってくる可能性はだいぶ低くなりました。
しかし、通算10本塁打でパンチ力もあるし、41盗塁と足も使えるので、内野が手薄なチームで一皮むければレギュラー獲得もあり得ます。
渡邊佳明(27)
長打力はないものの、ミート力はあり、ファームでは打率333という高打率を残している。
また、内外野いろんなポジションを守れる器用さもあり、どのポジションもそつなくこなせる守備力もある。
ドラフトで宗山塁選手を獲得したことで、楽天は内野手が飽和しています。打力のある内野手を求めているチームに移籍して出場機会さえ増えれば活躍出来る可能性があるでしょう。
控え選手としてベンチに座っているだけでも、層の薄い球団なら貴重な戦力となるので、他球団に行けば活躍出来る可能性があると思います。
津留﨑大成(27)
楽天は右の中継ぎは、渡辺酒居安楽宋など豊富であり、若くはない津留崎の出番は少ないのが現状。
ルーキーイヤーは33試合に登板するなど出番は多かったが、その後、数年間は目立った活躍は出来でいない状況。
2軍ではファームでも防御率1点台を残すなど、出番さえあれば活躍できそう。
中継ぎの手薄なセ・リーグの球団なら出場機会は増えると考えられます。
若手の俊足外野手で強肩でもあり、守備力も期待されている武藤選手。
楽天では出場機会は少ないものの、ファームでは打率.281、出塁率.356、13盗塁と一定の結果を残しており、代走や守備固めなど他球団なら準レギュラーのポジションでやっていけるポテンシャルはあると言える選手です。
まだ23歳と若く、何と言っても瞬足が売りの選手で、塁に出すと相手チーム、投手からすると嫌な選手になりえると思うので、他球団なら開花する可能性が十分あります。
楽天イーグルス現役ドラフト候補予想2024まとめ
- 楽天はレギュラー陣の高齢化と左打者が飽和しているという明確な補強ポイントがあるので、現役ドラフトで即戦力の若い投手やレギュラークラスの右打者を補強したい
- 楽天は野手の選手層が充実しており、宗山獲得により出場機会がますます減少しそうな山崎剛選手、ファームで打率333とミート力のある渡邊佳明選手、若くて、俊足が売りで機動力のある武藤敦貴選手など外野の余剰戦力を現役ドラフトに出す可能性がある
- ピッチャーでは左の長身で先発も中継ぎも出来る弓削隼人投手、ファームでは防御率1点台の津留﨑大成投手など他球団なら活躍出来る選手を現役ドラフトで出すかもしれない
以上、東北楽天ゴールデンイーグルスの現役ドラフト候補の選手をまとめました。
楽天は今江監督のたった1年での退団、さらには田中将大投手の突然の退団と残念なニュースが続いているだけに、現役ドラフトでは人気NO.1の話題性のある選手を獲得して、明るいニュースが入るといいなと個人的には思います。