昨年に引き続き、パ・リーグを2年連続制覇し26年ぶりに日本一を達成したオリックスバファローズ。
オリックスと言えば、数年前まで最下位を争うようなチームで、久しぶりにプロ野球を見た人や野球をあまり知らない方はなんで急にオリックスが強くなったんだろうと思う人も多いと思います。
そこで、なぜオリックスが強いのか?強すぎると言われているのか?まとめたいと思います。
オリックスバファローズはなぜ強い?
オリックスが急に強くなったのは投打の柱が確立したことと選手層の厚さだと思います。
今や日本を代表するエースにまで成長した山本由伸投手を筆頭に、ここ数年で急成長した
サウスポーの宮城投手、さらに山岡投手、田嶋投手の安定感がものすごいです。
先発だけでなく、中継ぎでは吉田凌投手、ヒギンズ投手らが抜ける中、山崎颯投手、阿部投手、宇田川投手らが埋めて有り余るほど活躍しました。
チーム防御率は2.84と非常に安定しており、先発投手陣や中継ぎの選手層が厚く、さらに抑えの平野投手が今年も防御率が1点台と無双しており、オリックスの勝ちゲームのパターンを作りあげたことが非常に大きいといえます。
打者では、吉田正尚選手を筆頭に力のある選手がどんどん出てきました。
昨年のリーグ優勝に大きく貢献したラオウこと杉本選手やT-岡田選手は、今シーズン不振や怪我などで、1軍で活躍する期間は短かったですが、代わりにPL学園最後の戦士である中川選手や頓宮選手、西野選手らがしっかりとカバーし、ホームラン数こそ減ったものの繋ぎのバッティングで勝つシーンが多く見られました。
数年前までのバファローズには「吉田正尚と金子千尋、T-岡田の3人しかプロ野球選手がいない」と揶揄されるほど、メンバーが固定できず、安定した成績を残した選手もいませんでした。
しかしながら、現在はこのように投打ともに選手層が厚く、ケガ人が出てもすぐに補えるような戦力があるのでここまで強くなったのでしょう。
それからやはり中嶋監督の采配も強くなった大きな理由の1つです。
中嶋監督は最近よくあるいきなり1軍監督になった訳ではなく、コーチや2軍監督を経験して上がってきた方なので、1軍、2軍の選手の特性をしっかりと把握されています。
プロ入り後、30過ぎまでイマイチだったラオウこと杉本選手を4番に抜擢し、2021年には本塁打王を取り、サードの宗も、中嶋監督の下でレギュラーを勝ち取りました。
それから、中嶋監督はシーズンを通してレギュラー陣を固定しているのも大きいと思います。
相手の相性などに合わせて日替わりでオーダーを組むことはあるものの、ポジション自体は、シーズンを通して固定されました。
固定されたことによって、打撃にも集中できるし、守備の連係なども良くなり、全体の守備力が上がり、失点減に繋がったと考えられます。
オリックスバファローズ強い理由まとめ
- 今や日本を代表するようなエースとなった山本由伸投手を筆頭に、サウスポーの宮城投手、さらに山岡投手、田嶋投手の安定感がすごく、打者では吉田正尚選手を筆頭に、4番杉本選手やPL学園最後の戦士である中川や宗など次から次に新しい選手が出てきて、今や12球団で最も投打の軸がしっかりとしてる
- 中嶋監督はコーチや2軍監督を経て、1軍監督になったこともあり、1,2軍の選手の特性をしっかりと把握しており、選手の長所を生かした起用が出来ている
- ポジションを固定したことで、選手は打撃に集中できるようになり、エラーが少なくなって全体の守備力が向上し、失点減にもつながっている
以上、オリックスバファローズが急に強くなった理由についてまとめました。
宮内オーナーも今年で退任される年に日本一を達成出来て本当に良かったと思います。
来年のオリックスにも期待したいです。