今年の日本シリーズでオリックスのエースで2年連続投手4冠の山本由伸投手が4回4失点で途中降板し、神宮のマウンドにやられたんじゃないか?とプロ野球ファンの間で話題になっています。
オリックス山本由伸投手の試合後のコメントは以下のようになっていました。
【試合後コメント】#オリックス #山本由伸 投手①
❶(本日の投球)立ち上がりからピンチになって、点取られて、オスナ選手にも最後ホームラン打たれて、そこでちょっと気づいた部分があって、いい方向に修正はできてたんですけど、そこから違和感があった感じですね。— 真柴健【日刊スポーツ・オリックス担当】 (@nikkan_mashiba) October 22, 2022
【試合後コメント】#オリックス #山本由伸 投手③
❸(神宮のマウンド)思った投げれなかったところもあった。そこを修正して、つかんできてるとこではあったんで、反省はすごく多いですね。
❹(重傷な感じではない?)そうですね。大丈夫です。様子見ながら相談しながらにはなると思います。終— 真柴健【日刊スポーツ・オリックス担当】 (@nikkan_mashiba) October 22, 2022
どうやら神宮球場のマウンドは他球場に比べるとマウンドの傾斜が浅く、ピッチャーにとっては非常に投げにくいようです。
神宮のマウンドは他のマウンドと別物
#日本シリーズ pic.twitter.com/QoX6RUjSIX
— AI 〜AIは地球をなんちゃら〜 (@mosimosikaidesu) October 22, 2022
これがバンデリンドームや京セラドーム等ではマウンド固い為、投げ下ろすようなイメージでピッチングが出来る為、ピッチャーにとっては非常に投げやすいみたいですね。
いったい神宮球場のマウンドはどのようになっているのでしょうか?
神宮球場のマウンドの傾斜はピッチャーにとって不利?
神宮球場のマウンドは傾斜が浅く、マウンドからバッターボックスまで変に傾いていることから、ボールが浮きがちになり、フォークやスプリット等の落ちる球も落ちにくいようです。
それが関係しているのか?ヤクルトスワローズの先発陣でかつての野茂英雄さんのようにフォーク主体で打者を抑えるピッチングをする投手はほとんどいないです。
数年前に土を変えて、マウンドが柔らかくなってしまって以降、沈んでしまうような感覚があり、ピッチャーはどうしても上に投げてしまうのだとか。
元日本ハムファイターズでメジャーでも投げた建山さんも踏み出した足が速く着地するとコメント。
これは自分の感覚で申し訳ないが、神宮のマウンドは踏み出した足が早く着地するイメージがある。
基本的に投手は踏み出し足が着地したら投げに行くが、早く足が着く分トップまで手が間に合ってないので、腕が遠回りや体から離れる。なので『抜け』や『球が浮く』現象が起きると思います。— YOSHINORI TATEYAMA (@tatetatetateyan) October 22, 2022
逆に、沈み込みながら投げるピッチャーや阪神の青柳投手のように下から投げるようなピッチャーにとっては神宮は非常に投げやすいみたいですね。
神宮のマウンドに関しては、軸足の膝を深く屈曲させて沈み込むタイプの方がハマると思ってる
オリックスなら本田仁海とか pic.twitter.com/155hNuLjbj— K.WAKAMIYA (@waka_weight) October 22, 2022
神宮球場の傾斜は昔からピッチャーから不満が出て改修して欲しいという声も多数あるらしいのですが、東京のあの土地でなかなか改修することは難しいみたいです。
神宮球場のマウンドの特徴や傾斜まとめ
- マウンドからバッターボックスまで変に傾いていて傾斜が浅い
- ピッチャーはどうしてもボールが高めに浮きがちで、フォークやスプリット等も落ちにくい
- 数年前に土を変えてからマウンドが柔らかくなってから、余計ピッチャーは沈んでしまう感覚を持つようになった
- 阪神の青柳投手のように下から投げるピッチャーや元々沈んで投げるようなピッチャーにとっては神宮は非常に投げやすい
- 東京のあの土地でなかなか傾斜の改修工事をするのは難しい
以上、神宮球場のマウンドの特徴や傾斜についてまとめました。
ボールがどうしても神宮では高め高めに浮いてしまう為、ホームランも出やすい球場になるようです。
そういう意味で、バッターにとっては神宮球場はいいのかもしれません。