阪神タイガースが18年ぶりに優勝し、昨年からほとんど補強せずに優勝した岡田采配がいろんなところで絶賛されています。
ただし、岡田采配の中でファンの人でも納得していないのが、レフトのノイジーの起用だと思います。
ノイジーは規定打席に達するまでレギュラーで使わないといけない契約を結んでいるとかそんな噂もありましたが、規定打席に到達しても岡田監督はノイジーを使い続けているので、その噂はどうやら嘘の可能性が高いようです。
あるとすれば、ノイジーを2軍に落とせない契約は結んでいるかもしれません。
そんな阪神のレフトですが、小野寺選手が打席数は少ないながらも打率360と打ちまくっています。
なぜ小野寺選手がスタメンで使われないのでしょうか?
小野寺暖はなぜスタメンで使われない?理由を検証!
来年いるか分からないノイジー選手を使うより、小野寺選手を使って育てた方がいいような気がするのですが、岡田監督にはノイジーを優先的に使う理由があるようです。
岡田監督が新聞で語っていたコメントからいくつか理由を考えてみました。
1 ノイジーは岡田監督がいけると太鼓判を押して獲った選手だから
ノイジー選手を獲得する際、中日も狙っていたようでフロントは獲得しようか迷っていたみたいなんですが、岡田監督が最後に後押しして獲得に至ったようです。
にも関わらず、岡田監督がノイジーを使わないとなると、岡田監督の選手を見る目に対する球団の評価は下がってしまいます。
岡田監督は1度決めたことはやり通す頑固さがあるので、ノイジーを今シーズンは使い続けているのでしょう。
他に、梅野も開幕から絶不調に陥っていたのに、正捕手は梅野と開幕前にいった以上、梅野を使い続けていました。
2 今年1年ノイジーでリーグ優勝出来たので、基本はノイジーを使いたい
ノイジーはなんだかんだ言って開幕からほぼスタメンで出続けていて、好不調の波は激しいものの、チームには一応貢献しています。
規定打席に到達し、打率240から250、8本、51打点と物足りない成績ではありますが、めちゃくちゃ悪い訳ではありません。
岡田監督は昔から1年間通してチームに貢献した選手を使い続けるので、おそらくクライマックスシリーズも日本シリーズもよほど調子が悪くない限り、ノイジースタメンでいくでしょう。
3 岡田野球は守備力重視で、守備に対する評価が小野寺よりもノイジーの方が高い
ノイジーはなんだかんだ言って、外国人選手の中では守備は上手い方です。
アメリカでは主にサードを守っていたのにも関わらず、レフトの守備を難なくこなしており、試合後半で守備固めで代えられるのを嫌う選手でもあります。
特に肩が強く、捕殺10はチームでトップ。
二塁打になりそうな打球もノイジーがすばやく処理してヒットにしています。
一方で小野寺はユーティリティプレーヤーで外野だけでなく内野もこなせる器用さや一定の守備力はあるものの、肩がそこまで強い訳ではありません。
岡田野球は守備力優先なので、そういう意味でもノイジーを優先的に使うのでしょう。
4 岡田監督はセンターライン以外では長打力がある選手を好む傾向にあり、ノイジーを使う
岡田監督は現役時代長打力のある選手だったこともあり、前の政権の時から自分と同じような長打力がある選手を好む傾向にあります。
前の年に3割打って優勝に貢献した藤本選手よりも長打があって肩も強い鳥谷選手を使っていましたし、控えでもなぜか葛城選手をやたら起用していたように思います。
今年も日本ハムから来た長打力のあるナベリョウこと渡邊選手を積極的に使っていました。
小野寺選手はどちらかというとアベレージヒッタータイプで長打はあまり期待できないことから、ノイジー選手の長打に期待してノイジーを優先的に使っているのはあるでしょう。
ノイジーは阪神に来て8本しかホームランを打っていないですが、3Aでは27本ホームランを打った経験があり、小野寺選手よりは長打力があるので、ノイジーを使うのでしょう。
小野寺暖はなぜスタメンで使われない理由まとめ
- 岡田監督自らビデオを見ていけると太鼓判を押して獲得した選手なので、誰に何と言われようが、使い続ける頑固さがある
- 今年1年レフトはノイジーでリーグ優勝出来たので、基本はノイジーを使い、調子が悪くなったら小野寺を使う
- 岡田野球は守備力重視なので、捕殺が出来て肩の強いノイジー選手の方が小野寺より守備は上手いと判断し、ノイジーを起用
- 岡田監督はセンターライン以外ではホームランを打てる選手を前の政権から好む傾向があり、アベレージヒッタータイプの小野寺よりも少しはホームランが打てるノイジーを使う
以上、岡田彰布監督が小野寺よりもノイジーを使う理由についてまとめました。
この中で1番の理由は岡田監督自らがフロントに獲得を進言した選手だからだと思います。
岡田監督はそれだけブレない頑固さがあるので、1度決めたことはとことん突き詰めるでしょう。